オーティコン、All in Earスタイルの補聴器「オーティコン ジール」を発売

デマントの旗艦ブランドで120年以上の歴史を持つオーティコン補聴器は、補聴器の新しいスタイルカテゴリー「NXT(ネクスト)」において、目立ちにくく、あらゆる機能を搭載したAll in Ear(オールインイヤー)のプレミアム補聴器「Oticon Zeal™(オーティコン ジール)」を、3月24日より全国のオーティコン取扱い補聴器専門店、眼鏡店、百貨店にて発売すると発表した。

「オーティコン ジール」の主な特長とユーザーメリット
【特長】
「オーティコン ジール」は、目立たず収まるスマートデザインを採用し、オールインイヤーのスマートさと取り外しのスムーズさを追求している。また、高度な先進AIサウンド処理を導入し、脳が音の意味を楽に理解できるように設計されている。さらに、着け心地と機能性を考慮した新しいスタイル設計を実現し、耳あな型でありながら、販売店での調整後に即日使用が可能である。加えて、終日使えるタフなバッテリーを備え、高度なAI処理やデジタル機器との接続機能も充実している。
次世代ワイヤレス通信Auracast™にも対応しており、Made For iPhoneやASHAだけでなく、Bluetooth ® LE Audioにも対応している。
【ユーザーメリット】
目立ちにくい設計により、より前向きな装用経験をサポートする。また、音環境の変化に即応して不要なノイズを瞬時に制御し、会話をより明瞭に捉えやすくすることで、日常生活を楽しむことができる。新発想の耳あな型で、販売店で調整を受けた後からすぐに使えることも特長である。1日1回の充電で終日使用可能で、充電切れの心配も少なく、万一電池が少なくなっても30分の充電で最大8時間使用できる設計となっている。小さい耳あな型でありながら、スマートフォン等デジタル機器と接続でき、オンライン会議や通話も快適に使用できる。Auracast™によって家族や友人との音声共有が可能になり、公共の場での案内放送や劇場での音声聴取などもサポートされることが期待されている。
[1] イヤピースに「ドーム」を使用する場合
[2] Rumley & Ducatte (2025). Clinical flow and fitting of Oticon Zeal. Oticon Optimal Fitting Paper

■ 開発背景にあった課題
オーティコン補聴器は、独自の「ブレインヒアリング」に基づき、脳がより少ない労力で音を処理できるよう、高度なAIを駆使した補聴器を開発している。しかし、補聴器装用率が約50%の欧米諸国であっても、対処可能な難聴を抱える多くの方が補聴器装用に至っていない現実がある。調査によって、難聴を抱える多くの人々が、難聴を放置して課題解決に向けた行動を起こしていないことが明らかになっている。その理由の多くは感情的・行動的なもので、社会的偏見や補聴器が目立つこと、操作が複雑そうに見えることが主な障壁として挙げられている。
先進のカプセル化技術で、オールインイヤーを実現
このニーズに対処すべく、オーティコンでは先進のカプセル化技術を採用し、オールインイヤーのプレミアム補聴器を実現した。このカプセル化技術は、医療機器で使われてきた製造方法で、厳しい環境下でも使用される技術として知られている。この技術を用いることで、部品スペースの最適化とコンパクト化、耐久性の向上を達成した。これまで耳かけ型補聴器や比較的大きい耳あな型補聴器にのみ搭載が可能であったBluetooth®通信によるコネクティビティが可能となり、目立ちにくい全く新しい耳あな型補聴器が誕生した。
国内での調査結果
国内における補聴器に対するイメージのギャップや難聴の実態を把握するため、20~79歳の健聴者・難聴者あわせて800名を対象にインターネット調査を実施した。補聴器の使用は他人から見て分かると思うか聞いたところ、69.5%が「分かる」と回答した。しかし、最新モデルの補聴器を装用した写真を見せると84.0%が「目立たない」と回答し、先入観と実態の間に大きなギャップがあることが明らかになった。

補聴器選びで「目立たなさ」を重視する人は約5割であり、補聴器を選ぶ際に「周りの人に気づかれにくいこと」が重要かを聞いたところ、50.0%が「重要」と回答した。見た目への抵抗感が、装用をためらう一因となっていることがうかがえる。

ジールが備える機能をすべて搭載した補聴器に、約8割が「魅力的」と回答した。具体的には「目立たない」「AI搭載の自動調整」「充電式」「スマホ連携」「耳型採取不要ですぐ使える」「スタイリッシュな見た目」などが挙げられ、本日発売の「オーティコン ジール」は、これらの条件をすべて備えた補聴器である。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年2月27日(金)~2026年3月2日(月)
調査対象:20~79歳の男女800名(健聴者600名および難聴者200名)
地域:全国
有効回答:800名
※一部の質問は、補聴器非装用者の708名に実施しています。
※各選択肢の数値は小数点第二位を四捨五入して表示しているため、合算値と合計が一致しない場合があります。
オーティコン補聴器 プレジデント、齋藤 徹のコメント
日本は超高齢化が進む中、難聴は多くの方が直面する健康課題となっている。補聴器の必要性が理解されつつあるが、装用率は依然として低く、「目立つ」「年齢を感じさせる」といった社会的イメージが影響しているとされている。オーティコン補聴器は、「Life-changing technology」の理念のもと、難聴によって社会参加や生活の質が制限されない社会の実現を目指してきた。今回発表する「Oticon Zeal™」は、こうした社会課題に向き合う中で誕生した製品であり、小型でスタイリッシュなデザインに加え、高度なAIを搭載している。補聴器を「特別なもの」から「自然な生活の一部」へと変えていくことが、個人の生活の質向上や補聴器市場の健全な拡大につながると考えられている。
製品シリーズ:<ジール>

製品名:Oticon Zeal1(オーティコン ジール)
価格:オープン価格 (補聴器本体は非課税)
スタイル / 適合範囲:耳あな型︓ nxt CIC R 軽▶高75まで
カラー:マット・ブラック
認証日:2025年11月26日(水)
医療機器認証番号:シリウス 耳あな型 307AIBZX00004000
発売日:2026年3月24日(火)受注開始
「Oticon Zeal(オーティコン ジール)製品ページ
https://www.oticon.co.jp/products/hearing-aids/family/zeal
オーティコン補聴器について
オーティコンは、1904年にデンマークで創設された補聴器業界のパイオニアであり、「Life-changing technology」を掲げ、難聴による制限のない世界の実現を目指している。オーティコンは補聴器業界で唯一、聞こえと脳に関する基礎研究所を持ち、様々な分野の研究者とテストユーザーによって先進的な補聴器テクノロジーが生み出されている。オーティコン製品は、「BrainHearing」というアプローチに基づき、脳が理解しやすい音を届けることに重点を置いている。
デマントグループについて
デマントは、聴覚ヘルスケアの分野で革新的な技術やソリューションを提供し、聴覚ヘルスケアを通じて人々の人生を変えることを目指している。デンマークに本社を置き、世界中でビジネスを展開している。デマントA/Sの過半数の株式は慈善財団が保有し、NASDAQコペンハーゲン証券取引所に上場している。
▼オーティコン補聴器ホームページ
https://www.oticon.co.jp/
編集部がこの取り組みに注目した理由
今回の「Oticon Zeal™」の発表は、単なる新製品の登場にとどまらず、補聴器を使わない理由に対する具体的なアプローチが示されている点が注目される。補聴器は難聴に対する有効な手段であるが、「目立つ」「操作が難しそう」といったイメージが装用のハードルとなっている。調査でも先入観と最新モデルの目立ちにくさとの間にギャップがあることが示されている。本製品は、オールインイヤー設計によって高機能をコンパクトに収め、見た目と機能性の両立が図られている。AIによる音処理や即日使用可能な設計など、現実的な選択肢が提示されている点も印象的である。
読者にとっての3つのポイント
「目立つ」というイメージの見直し
補聴器に対する先入観と実際の製品との間にギャップがあることが明らかになった。見た目のハードルが下がることで、装用への心理的な抵抗も軽減される可能性がある。
初めてでも使いやすい設計
即日使用可能な仕様やAIによる音の自動調整など、使い始めの負担を軽減する工夫が特徴である。これまで検討段階で止まっていた人にとっても、現実的な選択肢となる可能性がある。
補聴器をより身近に感じるきっかけ
小型化やデザイン性、利便性の向上により、従来のイメージを見直す動きが進んでいる。医療機器としての役割を前提としつつも、より前向きに取り入れるきっかけとなる点がポイントである。

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